消費者へのアピール
この商品を発売する際に、資生堂は主に若い男性を対象にしていたが、女性の消費者のことも考えていた。男性へ「この商品を使えば、かっこ良くなる」というメッセージを伝えるために、人気がある男性俳優(瑛太、小栗旬、妻夫木聡

国際色豊かなイメージ
資生堂は、わざと外国的なイメージを作るように努力したのだと思う。ビートルズのコンセプト以外にももっと国際的、お洒落なイメージを作るために、わざわざイギリスで撮影した。CMにはイギリスの名所が出てくる。例えば、イギリスの有名なふらふらしている帽子を冠ったり、電話ボックスから出てきたり、イギリスっぽい車に乗ったりする。さらに菅井きんという有名な女優はイギリス女王の役である。それに加え、フランスやイギリス等、西欧諸国の旗の色が容器のデザインに使われている。従ってフォグバーを一見すればイギリスが思い浮かび、CMや広告等を思い出すことになる。この商品の最大の特徴は競合商品より値段が高いこととともに、お洒落なイメージを強調していることである。
資生堂が大量のお金をこのプロジェクトに投資したことが明らかになった。新商品開発をする際、一般の消費者を顧客にし、競合他社の市場参入を防ぐことが一番大事となる。早めにブランドイメージを定着させ、顧客との関係を強固にすることが必要だから、資生堂はこのフォグバーにお金をつぎ込んでいるわけだ。フォグバーに対してギャツビーはもうQUICK MOVING MISTという競合商品を発売したが、資生堂が既にフォグバーのイメージを定着させていれば、競合商品を市場から閉め出せるかもしれない。これからもこの競合がどのように発展するかに注意するつもりだ。
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